警察庁:取り調べ問題行為39件…昨年、8件増(毎日jpから引用)

やはり、取り調べは完全可視化しないとだめだろう。

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警察庁は21日、取り調べの状況をチェックする「取り調べ監督制度」について、昨年の実施結果をまとめた。問題行為(監督対象行為)は前年から8件増えて39件だった。

 同制度は03年の鹿児島県議選を巡る買収無罪事件(志布志事件)などを受けて、09年に本格導入された。捜査部門以外の警察官が透視鏡などから取り調べの様子を確認する。

 警察庁によると、全国の担当者は昨年、約325万回にわたるチェックや、苦情などに基づく調査を実施した。その結果、39件の問題行為を確認。パソコンの遠隔操作事件で、神奈川県警が誤認逮捕した少年(当時)を取り調べた際、否認しているにもかかわらず、自分の犯行でないとの説明を求めて、困惑させたケースも含まれる。

 39件の内訳は、承認を受けずに「深夜または1日に8時間を超える取り調べ」11件▽アイスクリームを与えたり携帯電話を使わせたりした「便宜供与」10件▽「身体接触」9件▽机をたたくなど「有形力の行使」4件▽「不安・困惑させる言動」3件▽黙秘権を否定するなど「尊厳を害する言動」2件。【村上尊一】
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