G20:日本批判を回避か、麻生財務相「言い過ぎとの声多い」 (Bloomberg.co.jpから引用)

さてどうなるのだろうか。ずるずるといったん調整なんだろうな。

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2月16日(ブルームバーグ):15日開幕した20カ国・地域(G20)財務相中央銀行総裁会議では、為替レートに関してより厳しい態度を取ることを討議した。16日終了後に出す共同声明では、競争的な通貨切り下げを認めないとの姿勢を示す。

会議で討議が進む中、15日のニューヨーク外国為替市場で円は下落。G20構成国の当局者1人が、共同声明では、為替レートを政策の目標にすべきではないとした主要7カ国(G7)の今週の声明内容が盛り込まれる予定はないと述べたことに反応した。

麻生太郎財務相はモスクワで記者団に対し、「為替戦争とか通貨戦争とかいろいろな発言が出ているが、言い過ぎだという声のほうが明らかに多かったと思う」と述べた。

昨年11月のG20声明内容を繰り返すことになれば、G20が日本を公に批判せず、円安がどの程度、日本政府のデフレ脱却計画として認められるものなのかという疑問に対応できないことを示唆する。また中国など新興国が為替管理の完全否定に消極的なことを反映しているとも考えられる。

バークレイズのストラテジスト、アループ・チャタジー氏(ニューヨーク在勤)は「G20は日本を名指ししてはいない。よって現行の金融政策は引き続き容認され、円は下げるだろう」と述べた。

日本銀行白川方明総裁も15日、モスクワで記者団に、日本の金融政策はデフレ克服が目的だと説明し、政策を擁護した。その上で、円安進行の背景について「グローバルなリスク回避姿勢の後退が大きいと思う」との認識を示した。

原題:G-20 Wrangles Over Currency War Stance as Japan DefendsPolicy(抜粋)

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更新日時: 2013/02/16 09:17 JST
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