ロシア隕石落下の負傷者1200人に、被害額28億円超の見通し(REUTERSから引用)

地球が小惑星の元の惑星の片割れという説もあるが、その場合、今の地球の軌道を回っていた惑星は、あったのか否か。あったとすればどこへ行ったのか。

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チェリャビンスク(ロシア) 15日 ロイター] ロシア中部ウラル地方チェリャビンスク州周辺で15日、隕石(いんせき)落下の被害による負傷者がこれまでに約1200人に上った。同国内務省が明らかにした。

州都チェリャビンスク市にいたロイターの記者によると、隕石が落下したのは市民が仕事へと向かう通勤時で、爆発音とともに辺りが明るくなり、その後、衝撃波が起きた。

恋人をバス停で見送っていたという同市在住のある男性は「パッと目の前が明るくなり、空に煙がなびいているのが見えると、衝撃波を感じ、窓ガラスが粉々になった」と当時の状況を語った。

市内の亜鉛工場の壁や屋根が大きな被害を受けたほか、州中部チェバルクリ近郊の湖に張った氷に隕石落下によるとみられる直径数メートルの穴が見つかった。

ロシア宇宙庁によると、隕石は秒速30キロで落下。約200キロにわたり一筋の白煙を引きながら、空を横切った。また、ロシア科学アカデミーは、隕石の重さは推定約10トンで、高度50―30キロで砕けたと発表。地球の大気圏に突入したときのエネルギーの大きさは数キロトンとみられ、小型の核兵器が爆発したのと同等の威力を持っていたとしている。

ロシア非常事態省は救助隊員ら約2万人を現地に派遣。今のところ死者は確認されていないが、内務省の発表では約1200人が負傷し、そのうち少なくとも200人が子どもだという。

州知事は被害額が3000万ドル(約28億円)を超える見通しだと述べた。
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