12年度国債発行は180兆円に、補正編成で最高規模=政府筋(REUTERSから引用)

このままいくと、大きな打ち上げ花火を上げて一旦ご破算という可能性も出てくる。

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[東京 9日 ロイター] 2012年度の国債発行総額が当初計画より6兆円余り増え、180兆円規模になることが9日、わかった。複数の政府筋が明らかにした。

政府が編成する総額13.1兆円の12年度補正予算の財源として建設国債や年金特例国債を増発するため。国債発行は、東日本大震災後の復旧・復興で財源調達がかさんだ11年度から2年連続で過去最高の規模に達することが確実になった。

補正予算案を閣議決定する15日に合わせて今年度の国債発行計画を見直す。

発行総額が増えるのは公共事業費の財源として建設国債を5.2兆円追加するのに加え、基礎年金の国庫負担を賄うのに年金特例国債を2.6兆円発行するため。

これらの追加発行で合わせて7.8兆円の増発要因となるが、不必要になった復興債や借換債のうちの復興債分での減額調整を踏まえ、最終的な増発額は6兆円余りになる見通し。昨年12月に策定した当初計画は174.2兆円だった。

国債発行をめぐっては、震災からの復旧・復興で4次にわたる補正予算を編成した11年度に181.5兆円を計上しており、計画ベースで大台に乗せるのは2年連続。

11年度は結局、計画した一部国債を発行しなかったため、実績ベースでは179兆円程度だったが、巨額な国債発行が続く状況に、財政再建への取り組み強化を求める声も強まりそうだ。
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