北極航路、日本が運航時間・距離短縮で最大の受恵者(中央日報から引用)

北極航路よりも、ロシアからパイプラインを朝鮮半島経由で北九州まで引く方が、安定的ではないのか。

引用開始
物流的な観点で北極航路の重要性は「距離短縮」にある。 スエズ運河航路を通過するアジア−欧州南方航路を最大40%・8000キロ以上、時間は8−11日ほど短縮できる。 この場合、欧州・アジア自由貿易協定(FTA)で増える貿易をさらに促進する。 また北極海で開発される資源を最短距離で運送できる。

しかしすべての国が北極航路の恩恵を受けるわけではない。 ロシアが最も大きな利益を得るのは容易に想像がつく。 その次が韓日中3カ国だ。 中国は世界資源のブラックホールとして、日本も化石燃料が電力供給の基盤とし、大量のエネルギー資源を必要としている。 韓国も同じだ。 中東から原油を輸入する場合、アジアプレミアムという追加コストまで支払っている状況で、北極航路を通じてより近いところで豊富なエネルギー資源を確保できる場合、大きな利益となる。

しかし物流的な観点だけで見ると、利益は均等でない。 ロシア・中央アジアと陸上でつながっている中国は、北極海に接近できる内陸運送網を確保できる。 最近、中国とロシアは相互協力でシベリアに鉄道・道路網を拡充しようという計画を立てている。 一方、韓国と日本は海上でのみ北極への接近が可能であり、北極航路の重要性はより大きい。

韓国海洋水産開発院は2011年、「北極航路開設で利益を得る国」を調査した。 その結果、アジアの受恵国は中国、韓国、日本、台湾、香港、フィリピン。 しかし「最大受恵国」の韓日中3カ国の利益は様相が異なる。 自国の港湾から独ブレーメン港まで行く南北方航路を比較し、短縮される時間・距離を測定すると、日本が最も有利だ。 日本はスカンジナビアバルト海地域と北欧国ともに、スエズ航路に比べ距離・費用など総合的に30%以上減る。 さらに3カ国のうち唯一、スペインとの運送距離が短縮される。
引用終了