米スタバとアマゾン、グーグルを税金逃れと批判−英議会委 (Bloomberg.co.jpから引用)

イギリスも中国の様に、民意をだしに官僚主権となっていくのだろうか。

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11月13日(ブルームバーグ):米スターバックス とアマゾン、グーグル の幹部は英議会が開いた公聴会で、複雑な会計手法を使い英国での税負担軽減を図っていると、議員らから批判を浴びた。

英議会の超党派議員で構成される決算委員会は、3社の英国での利益に関する説明に疑問を表明した。スターバックスのトロイ・アルステッド最高財務責任者(CFO)が、同社は英国で損失が続いていると主張すると、「本当とは思えない」と一蹴。また、アマゾンの公共政策担当ディレクター、アンドルー・セシル氏が英国での売り上げの詳細を明らかにするのを控えると、「信用できない」と切り返した。

マーガレット・ホッジ委員長(労働党)は12日、ロンドンで行われた公聴会でアマゾンのセシル氏に、「御社は英国で経済活動を営んでいるのに、ここで税金を支払っていない。十分な税金を英経済に還元していない」と述べた。

委員らは、アマゾンの昨年の欧州での売上高が91億ユーロ(約9200億円)だったのに対し利益が2000万ユーロだったことや、スターバックスが英国にとどまっている理由についても質問。幹部の証言は時折、委員の笑いを誘った。スターバックスは過去3年英国で法人税を払っておらず、同国に進出してからの15年間の大半で損失を計上している。グーグルが昨年支払った税金は600万ポンド(約7億5600万円)だった。

今回公聴会が開かれた背景には、国民の大企業に対する怒りがある。英国が財政赤字の縮小に向け第2次世界大戦後で最大の歳出削減を実施しているにもかかわらず、大企業は税負担を最小限に抑えようとしているためだ。オズボーン英財務相は先週、税金逃れを減らすため、国際ルールのさらなる明確化を求めた。

原題:U.K. Lawmakers Accuse Starbucks, Amazon, Google of TaxAvoidance(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Gonzalo Vina gvina@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:James Hertling jhertling@bloomberg.net
更新日時: 2012/11/13 12:29 JST
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