ベトナム株が弱気相場入り、金融システム懸念で (Bloomberg.co.jpから引用)

経済が弱い国は崩れ出した。先進国、いつまでこの表現ができるかは分からないが、あとどのくらい持つのか。

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8月27日(ブルームバーグ):27日のベトナム株式相場は急落し、指標のVN指数が弱気相場入りした。銀行業界の大物2人が先週逮捕されたことで、国内金融システムのさらなる不安定性を示唆しているとの懸念が強まった。

ホーチミン市証券取引所のVN指数は前週末比3.4%安の386.19で終了。5月8日に付けた直近の高値からの下落率は、一部の投資家が弱気相場入りと見なす20%を超えた。時価総額で国内銀行最大手、ベトナム外商銀行は5%安。アジア商業銀行(ACB)は約7%下落した。

ムーディーズ・インベスターズ・サービスは24日、ACBの格付けを「B1」から「B2」に引き下げ、さらに格下げ方向で見直すと発表。同行での「マイナスの展開」を理由に挙げた。

中央銀行によると、ACB創業者の1人であるグエン・ドク・キエン容疑者が20日、「違法事業」に関与したとして逮捕された。警察の発表によると、同行のリ・スアン・ハイ前最高経営責任者(CEO)も逮捕された。

原題:Vietnam Stocks Enter Bear Market on Financial SystemConcerns(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ハノイ Jason Folkmanis folkmanis@bloomberg.net

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更新日時: 2012/08/27 19:14 JST
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