G20首脳会議:成長・雇用と財政再建 両立で一致(毎日jpから引用)

予定通り進むG20なのであろう。

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ロスカボス(メキシコ)永井大介、平地修】主要20カ国・地域(G20)の首脳会議(サミット)は18日、メキシコ・ロスカボスで開幕した。初日の討議は欧州債務危機への対応が中心となり、ユーロ圏内の銀行監督や預金保険制度の統一化など「銀行同盟」を含む金融不安払拭(ふっしょく)に向けた取り組みのほか、世界経済の成長を維持するために各国が財政再建に加えて成長や雇用を重視する点でも意見が一致、19日午後(日本時間20日朝)採択される首脳宣言に盛り込む見通しだ。

 世界経済に関する討議では、ドイツのメルケル首相を皮切りに各国の首脳が発言。欧州危機による輸出の減少や金融市場の動揺を通じた自国経済への影響に対する懸念の表明が相次いだ。
これに対し欧州諸国は、銀行の監督や預金保険、破綻処理の手続きなどでユーロ圏共通の枠組みを作る「銀行同盟」の実現に向け「工程表を具体的に検討する」と表明。欧州委員会バローゾ委員長は記者会見で「(金融システムの)信頼回復や経済成長につながる」と述べた。預金保険制度まで統一すれば、金融システムが健全な国が金融不安を抱える国を支える形になり、ドイツなどには慎重論もあるが、「欧州の中で温度差はみられなかった」(日本政府同行筋)という。

 一方、各国首脳は「世界的な景気減速を欧州だけの責任にするのは建設的ではない」などとして、各国が財政再建や雇用促進などの取り組みを進める必要があるとの認識で一致した。行き過ぎた財政緊縮策は経済成長を阻害し、かえって財政再建を遅らせかねないため、首脳宣言では、成長や雇用創出と財政再建を両立させる姿勢を盛り込む。19日は金融規制や開発問題について議論、首脳宣言を採択して閉幕する。
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