6月24日、赤シャツが大規模集会で示威へ(バンコク週報から引用)

タイも国内政治の駆け引きが強まっている。日本は、官僚の力がまだ強すぎて駆け引きにもなっていない。

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タクシン派の政権党・タイ貢献党の実動部隊、反独裁民主戦線(UDD)は、抵抗勢力が現政権の転覆を謀っているとして、これをはねつけるべく、絶対君主制から立憲君主制への移行を実現した立憲革命からちょうど80年となる6月24日、これまでで最大規模の集会を開催してタクシン派の勢力を見せつけることを計画中という。

UDDの首脳陣は、「旧権力層が独立機関を通じて反撃に出てきた」と感じているというが、これは、先に憲法裁判所が国民和解案(憲法改正案)の第3・最終読会の差し止めを命令したことなどに原因という。

なお、関係筋によれば、タクシン派は反タクシン派との対立を「民主化推進派と守旧派の対立」としているが、これについては、「私利私欲を優先した金権政治汚職、国家ビジョンの欠如などへの批判をかわすためにもっともらしい言い訳をしているにすぎない」との見方もある。
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