中国書記官に出頭要請 登録証不正の疑い、スパイ活動か(asahi.comから引用)

日本の警視庁もスパイの取り締まりをやっているようだ。

引用開始
在日中国大使館(東京都)の1等書記官(45)が、外交官の身分を隠して不正に外国人登録証を更新した疑いがあるとして、警視庁が外務省を通じて中国大使館に出頭させるよう要請していたことが、捜査関係者への取材で分かった。書記官は中国の情報機関に所属しているとみられ、日本の政財界の要人とも交流があったことから、同庁公安部はスパイ活動を行っていた可能性もあるとみて活動実態を調べている。

 捜査関係者によると、この書記官は2007年に大使館に赴任。08年4月、外交官の身分を隠して都内の葛飾区役所に申請書を提出し、かつて東大の研究員をしていた際に取得した外国人登録証を不正に更新した疑いがあるという。公安部は近く、外国人登録法違反(虚偽申請)などの疑いで書類送検する方針。

 同年初めには、外交官の身分を偽って銀行口座も開設。この口座には、都内の健康食品会社から顧問料名目で月10万円、同社関連会社の役員報酬として数十万円が振り込まれていたという。公安部は、外交官の個人的商業活動を禁じたウィーン条約に触れる可能性もあるとみている。さらに、スパイ活動の活動資金に使われた恐れもあるとして、金の使途についても調べている。

 公安部は今月中旬、同法違反などの疑いがあるとして、外務省を通じて書記官の出頭を中国大使館に要請したが、その後大使館側がこれを拒否。書記官は一時帰国したとみられるという。
引用終了