GW中に列島の原発の火が消える−泊原発停止で42年ぶり (Bloomberg.co.jpから引用)

原発がなくても電力不足はないようだ。しかし、電力会社の経営に問題が出る。原発廃止を決めそれに向かった電力会社には、国の予算を使い補償してあげればいい。

引用開始
4月16日(ブルームバーグ):5月の大型連休(ゴールデンウィーク)中に日本列島の54基全ての原子炉が停止することがほぼ確実になった。国内で北海道電力泊原発3号機が5月5日に定期点検に入る上、関西電力大飯原発3・4号機の早期再稼働が困難になったためだ。原発稼働ゼロは1970年以来42年ぶり。

電気事業連合会によると、原発が2基以上に増えてから全ての原子炉が同時に止まるのは1970年4月30日−5月4日以来初めて。当時の日本は、国内最初の商業用炉だった日本原子力発電の東海発電所と、同社の敦賀原発1号機の2基体制だったが、両基が定期検査に入り稼働ゼロとなった。

大飯原発の早期再稼働を要請するため、14日に地元福井県の西川一誠知事、おおい町の時岡忍町長と会談した枝野幸男経済産業相は15日、徳島市内の講演で稼働する原発が5月6日からゼロになると述べた。西川知事、時岡町長から「原発の再稼働には消費地の理解が必要」と求められたことで、原発の早期再稼働をあきらめた形だ。

藤村修官房長官は16日午前の会見で、関西広域連合滋賀県京都府からも再稼働についての説明を求められているとし、「今後日程を調整して丁寧に説明したい」と述べた。停止している原発の再開には「一定の時間が必要である」と認めた。枝野氏が徳島市内の講演で原発稼働が「一瞬ゼロになる」と述べたことについては、「一瞬というのは、何かその日に次がまた稼働するのかと受け止められかねないと思うが、そういう意図では全くないと思う」との見解を示した。

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Alexander Kwiatkowski akwiatkowsk2@bloomberg.net
更新日時: 2012/04/16 14:20 JST
引用終了