米国のスワップ規制、想定元本2400億円上回る基準を検討-当局 (Bloomberg.co.jpから引用)
徐々に引き締めていくアメリカ。そのうちブロック経済化までいくか。
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4月11日(ブルームバーグ):米国のデリバティブ(金融派生商品)監督当局者は、米金融規制改革法(ドッド・フランク法)のスワップ取引規制について、ディーリングの想定元本総額が30億ドル(約2430億円)を上回る銀行やヘッジファンド、エネルギー会社を適用対象とすることを検討している。事情に詳しい2人の関係者が明らかにした。
規則制定のプロセスの非公開を理由に関係者らが匿名で語ったところでは、米証券取引委員会(SEC)と商品先物取引委員会(CFTC)は、ディーリング事業の想定元本総額がどの水準に達した段階で、スワップディーラーとしての業者登録を義務付けるべきか協議している。
関係者らによれば、当初2010年の段階で1億ドルという基準が提案されたが、今年になって30億ドルに設定することが検討され、最大80億ドルという数字も議論されているという。
世界のスワップ取引は市場規模が708兆ドルに達するが、規制の網がほとんどかからない状態が続き、08年の信用危機を悪化させる一因ともなった。SECとCFTCは、スワップ市場のリスク軽減と透明性の向上を目指すドッド・フランク法の下で、どの段階でスワップディーラーとして業者を登録し、最も厳しい資本・担保規制を課すか決定する必要がある。
SECのジュディス・バーンズ報道官はコメントを控えており、CFTCの報道官にコメントを求める電話取材を試みたが、これまでのところ返答がない。
原題:U.S. Swap Regulators Said to Weigh Dealer Line Above $3Billion(抜粋)
記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Silla Brush sbrush@bloomberg.net
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更新日時: 2012/04/12 12:37 JST
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