ドイツ国債入札:応札額が発行目標上限を下回る(Bloomberg.co.jpから引用)

ユーロ危機は、ユーロ圏へお金をくださいキャンペーンなのだろうか。出すのは主に日本と中国か。

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4月11日(ブルームバーグ):ドイツ政府が11日に実施した入札で、応札額が発行目標上限を下回った。欧州中央銀行(ECB)のクーレ理事はECBがスペイン国債の購入を再開する可能性を示唆した。

これを受けて独国債相場は下落。スペイン債相場は上昇した。ドイツの2022年7月償還債の落札利回りは1.77%と過去最低だった。応札額は41億1000万ユーロ(約4370億円)と、目標上限の50億ユーロに届かなかった。スペイン10年債は値上がりしている。

ニューエッジ・グループの債券アナリスト、アナリサ・ピアッツァ氏(ロンドン在勤)はドイツの入札についてリポートで、「需要の弱さは驚きだった」として、「ディーラーらは利回りの低さから、独10年債にはあまり妙味がないと考えているのだろう」と指摘した。

ドイツの2022年1月償還債の利回りはロンドン時間午前11時21分(日本時間午後7時21分)現在、6ベーシスポイント(bp、1bp=0.01%)上昇し1.70%となった。スペイン10年債利回りは14bp低下の5.84%。イタリア10年債利回りは18bp低下し5.51%。

原題:German Bonds Slide After Auction as Spanish Debt Surges onECB(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Lucy Meakin lmeakin1@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Daniel Tilles dtilles@bloomberg.net
更新日時: 2012/04/11 20:00 JST
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