南極観測船「しらせ」帰国 左舵だけで航海2万キロ(asahi.comから引用)

おかえりなさい。

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南極観測船「しらせ」が9日朝、東京・晴海埠頭(ふとう)に帰ってきた。厚い氷に阻まれて18年ぶりに昭和基地に接岸できなかったうえ、2万キロ近い帰路は右舵(かじ)が壊れて左舵だけでしのいだ。

 基地周辺はここ数年海氷が厚い状態が続く。しらせは氷に体当たりして砕氷する「ラミング」を2422回繰り返したが、基地まであと21キロの距離で接岸を断念。ヘリコプターと雪上車で計画量の6割弱にあたる物資を運んだ。

 防衛省によると、右舵は帰途についた2月13日に故障。砕氷中に氷の塊にぶつかったとみられるという。観測隊員や乗員をヘリで救出する輸送艦の派遣も検討されたが、ラミングを1809回繰り返して氷の海から脱出した。(中山由美

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