ドイツ:3月のIfo景況感指が予想外の上昇−底堅さ示す(Bloomberg.co.jpから引用)

ユーロ圏できっちり働くドイツは、安い通貨で輸出がし易いようだ。しかし、財務統合まで進められるのだろうか。

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3月26日(ブルームバーグ):ドイツのIfo経済研究所がまとめた3月の独企業景況感指数は、横ばいの事前予想に反して上昇した。ソブリン債危機がユーロ圏諸国向けの輸出需要を抑える中でもドイツ経済が底堅いことが示された。

26日発表された3月の独Ifo企業景況感指数は109.8と、前月の109.7(改定前109.6)から上昇。ブルームバーグがまとめたエコノミスト44人の調査では中央値で、2月の速報値から変わらずの109.6が予想されていた。

ユーロ圏各国の政府と家計がともに支出を減らす中で、ドイツの製造業生産は3月、予想に反して縮小。その一方で、欧州中央銀行(ECB)による大量流動性供給など、債務危機解決に向けた取り組みは進展している。

大和インターナショナルのエコノミスト、トビアス・ブラトナー氏は「ECBによる潤沢な流動性供給は、債務危機が一段と深刻化するとの懸念を和らげるのに本当に役立った」と指摘。「加えて、ドイツ経済のファンダメンタルズ(基礎的諸条件)は強さを維持している」と述べた。

ユーロは指数発表直後に、対ドルで若干上昇して1ユーロ=1.3260ドルとなった。

3月の現状指数は117.4で変わらず。期待指数は102.7と、前月の102.4(改定前102.3)から上昇した。

原題:German Business Confidence Unexpectedly Increased in March(1)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ロンドン Gabi Thesing gthesing@bloomberg.net

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更新日時: 2012/03/26 17:59 JST
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