肌のタトゥーで携帯電話の着信を感知、ノキアが特許出願(CNN.co.jpから引用)

人間と人工物の融合がどんどん進んでいくことが可能になる。どこまで進むのか。

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ニューヨーク(CNN) 大音量の着信音は嫌いだが、バイブレーションは携帯電話が手元になければ気付かない――。そんな悩みを解決してくれそうな新技術の特許を、フィンランドの携帯電話メーカー、ノキアが米特許商標庁に出願した。ただしタトゥーが要るというのがポイントだ。

ノキアが出願したのは、磁気インキを皮膚に彫り込んで、携帯電話が発信する特定の電磁波と交信させるという技術。電話やメールの着信があると、インクが反応して肌に刺激を感じる。つまり、電話が鳴るとタトゥーが振動する仕組みだという。

このタトゥーには、強磁性の粉末から作った専用のインクを利用する。一見したところは普通のタトゥーと変わらない。肌が感じるバイブレーションは自分の好みに合わせて設定でき、相手によって違う刺激を使い分けたり、メッセージとメール、カレンダーの通知で別々の刺激にしたりもできるという。

肌にタトゥーを入れたくない場合の選択肢もある。出願書類では、磁気素材をラベルやバッジのような形で肌に張る方法についても記載。シール風の素材を手首や腹部に張った画像が添えられている。

ノキア広報は、この技術を実用化する可能性があるかどうかについては明言せず、「われわれは年間1000以上の特許を出願している。いつ、どのような形で製品に利用するかについてはコメントしていない」と話している。
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