中国の最新コピー商品:高級’ショッピング’バッグ(WSJ日本版から引用)

偽物のショッピングバッグにレシートを欲しがるなんて、すごい見栄っ張りだ。日本もバブルの時に見栄っ張りになりその後の低落の原因となっている。
来年以降、ミニバブル再来となっても見栄を張らずに謙虚に貯蓄し、将来に備える。見栄っ張りは滅びの第一歩。

引用開始
グッチやシャネルのショッピングバッグを見せびらかすことが長い間、中国の買い物客を高級品に引きつけてきた。しかし現在、高級品を見せびらかしたがる中国人は、バッグに数千元をつぎ込まなくても、オンラインで安価に手に入ることが分かってきた。

中国の国営英字紙チャイナ・デーリーによると、エルメスやルイヴィトン、シャネル、プラダバーバリーといった高級ブランドの名を冠したショッピングバッグが、中国のオンラインショッパーの間で最新の必携品となっている。そして中国流に、その大半が偽物だ。

 チャイナ・デーリーによると、オンライン業者のWang Xueshengさんは国内のネットショッピングサイト「淘宝(タオバオ)」を通し、ルイヴィトンのロゴ付きショッピングバッグを1カ月で600枚以上販売した。1バッグ当たりのコストは3元(約37円)だ。Wangさんは「前は、オンラインストアで独自のブランドを立ち上げた人々のために紙袋を製造していたが、高級品のロゴ付き紙袋の需要が増していることに気付いた」と話す。

 Wangさんは本物のショッピングバッグを提供する企業と比較すると、利益率は低いと話す。チャイナ・デーリーによると、Wangさんは1日に約200元の利益を上げている。

 また、中国語紙シャントン・デーリーの報道では、プラダやシャネルが今夏、顧客に配り始めた透明のビニール袋はオンラインでは人気がないことが分かった。本当の中身が丸見えなことがネックになっているようだ。

 高級品の複製包装市場が盛り上がっていることからも、中国の消費者がいかにステータスシンボルを重視しているか、また、中国で高級ブランドの役割がいかに高まっているかがうかがえる。投資調査グループのCLSAアジア・パシフィック・マーケッツによると、急成長が続く中国の高級品市場は2020年までに世界最大となる見込みだ。

 もちろん、ブランド品バッグの購入熱は中国に限ったことではない。韓国の消費者も、高級品の複製ショッピングバッグに30ドル(約2300円)払うこともいとわないらしい。

 ただ、中国の消費者はそこで収まらないようで、チャイナ・デーリーによると、多くの客が複製のレシートまで欲しがるという。

■注目記事
・特集:WSJ日本版の選んだ2011年注目ニュース http://jp.wsj.com/ed/2011news/ 
・【投票】あなたが選ぶ2011年注目ニュース http://on.wsj.com/ttWmhS

記者: Laurie Burkitt
引用終了