円高の根源は世界経済の不確実性=G7で白川日銀総裁

結局、円高になったら、欧米の債券を買い支えるということなのか。

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マルセイユ(フランス) 9日 ロイター] 白川方明日銀総裁は9日、日米欧7カ国(G7財務相中央銀行総裁会議終了後の記者会見で、歴史的な円高は世界経済の不確実性が増しているためだとした上で、欧米当局者に財政問題を進めるよう期待を示したことを明らかにした。

 白川総裁はG7会議で、円高が日本経済に与える影響を説明。最近の円高の「根源には世界経済全体の不確実性の増大がある」として、特に欧米の債務問題が不確実性を増大させていると指摘。欧米各国に対し「財政問題に取り組むよう期待する」と表明したという。白川総裁によると、G7では欧州債務問題をめぐりさまざまな議論が交わされたが、最終的には「欧州各国が7月のユーログループ会合の合意内容に取り組むことが大事」との認識で一致。各国中銀は、スワップ協定を通じたドル資金供給の継続をあらためて確認した。

 (ロイターニュース 梶本哲史 基太村真司;編集 山川薫) 
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