米国、政府債務の法定上限を撤廃すべき=ムーディーズ(REUTERSから引用)

アメリカの社会主義国化が進んでいくのだろうか。国家予算の権限は議会が持ちつづけないと議会制民主国家として認められないが、その他は徐々に政府が議会から権限を奪っていくのだろうか。

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[ニューヨーク 18日 ロイター] 格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは18日、米国は国債保有者の間で広がっている不透明感を軽減するため、政府債務の法定上限を撤廃するべきとの見解を示した。
 ムーディーズはリポートの中で、米国は政府債務の上限を議会が設定している数少ない国の1つだと指摘。このような状況は、政府の債務返済能力に関する「定期的な不透明感」をもたらしているとした。
 ムーディーズのアナリスト、スティーブン・ヘス氏は、同リポートで「不透明感の軽減や払しょくに向け、米政府が政府債務を管理する枠組みを変更すれば、われわれはイベントリスクの可能性を引き下げるだろう」としている。
 また、米政府は債務を制限する別の方法を検討することが可能と提案。中南米諸国で財政状況が最も健全と称賛されるチリを例に挙げ、「別の国では、赤字水準は『財政規律』によって抑制されており、これは債務の増加が抑制されるが、厳密には制限されていないことを意味する」とし、チリではこうした規律が効果的となっていると指摘した。
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