東京電力の11年3月期当期損失は1.25兆円、事業会社で過去最大(REUTERSから引用)

東電の売上の内、一般住宅は、自動引落等の現金収入だから、資金繰りに困る可能性は低いだろう。困るのは円安。燃料が高くなってしまう。
円安株安で喜ぶのは海外勢。株が安い上に為替でも得をする。円安株安で海外勢が日本株を買ったあと、株高円高になれば、それはとても美味しい話。

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[東京 20日 ロイター] 東京電力(9501.T: 株価, ニュース, レポート)が20日発表した2011年3月期の連結当期損益は1兆2473億円の赤字となった。福島第1原子力発電所など東日本大震災で被災した設備の復旧費用や、損失1兆0204億円を特別損失に計上したことが影響し、前年の1337億円の黒字から大幅赤字に転落した。
 金融機関を除く日本企業の当期赤字額としては、NTT(9432.T: 株価, ニュース, レポート)が02年3月期に計上した8347億円を上回り過去最大。
 2012年3月期の業績予想については、今後の需給動向を見極めることが困難として公表を見送った。配当については「引き続き厳しい経営環境と収支状況が見込まれるため、中間、期末とも見送る予定」とした。 
 同社はまた、清水正孝社長が6月28日付で退任し、西沢俊夫常務が社長に就任する人事を発表した。勝俣恒久会長は留任する。
 2010年9月決議の増資による調達残額は、当面の電気事業遂行に必要な設備資金に充当する。さらに、資産売却で6000億円以上の資金確保を目指す。有価証券や国内外の各事業については、電気事業に必要不可欠なものは除き、原則、売却・撤退する。人員削減の実施も検討する方針で、詳細は年内に取りまとめる予定。 
 同社の清水社長は20日の決算会見で、福島第1原発の5・6号機と、第2原発について、当面は冷温停止状態を維持するための措置を講じる方針を示した。第1原発の1─4号機は廃止し、7・8号機の増設計画は中止する。
(ロイターニュース 浜田健太郎 平田紀之;編集 田中志保)
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