菅首相、3度目の被災地訪問 要人視察、地元に負担も(asahi.comから引用)

地方には迷惑そのものだが、菅首相や現民主党執行部を担ぎ出したのは財務省検察庁などの官僚とマスコミだ。官僚のレベルにあった内閣ではないのか。

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菅直人首相は10日、震災被災地の宮城県石巻市を視察した。首相の被災地訪問は3度目で、宮城は初めて。震災1カ月で閣僚や与野党幹部の被災地視察も本格化しており、復旧活動に追われる現地には困惑する声も漏れている。
 首相は午前8時半に自衛隊のヘリコプターで東松島市航空自衛隊松島基地に到着し、石巻へ。3月21日に視察を予定していたが天候不良を理由に取りやめた場所で「水産関係の被害をぜひ聞きたい」(首相)とのこだわりから、改めて日程に組み入れた。
 午前11時前、がれきの山と化した石巻漁港に到着した首相は、拡声機を手に「沿岸部で漁業がしっかり再開できるよう全力で応援したい」と叫び、漁業関係者とともに「頑張ろう、石巻」と拳を上げた。石巻市役所では、庁舎内の地元FMラジオ局の番組に飛び入りで出演し、「決して石巻の皆さんを孤立させることはないと約束する。菅直人も皆さんのために頑張ります」と語った。
 震災直後は被災地に向かう交通網が寸断されていたこともあって、現地視察は首相ら一部にとどまっていた。だが、震災から3週間を過ぎた頃から、閣僚や与野党の幹部も続々と訪れるようになった。10日に首相と会談した宮城県村井嘉浩知事は「訪れていただくと被災者が大変、安心すると思う」と評価した。
 ただ、いまだにがれきの撤去のメドすら立たない被災自治体にとっては、要人の視察は一定の負担を伴う。石巻市は県内最多の約1万6千人が避難生活を送るが、この日は職員十数人が視察現場の交通整理などに当たった。
 視察する側も警備を最小限にするなど配慮しているが、宮城県議会の畠山和純議長は「バラバラで来られると……」と困惑する。要人視察のたびに水産業者らに集まってもらうのは気が引けるといい、超党派で調査団をまとめるよう要望することも検討している。
被災直後、ある野党議員は同県気仙沼市への視察を計画し、ヘリポートの準備を求めた。地元は孤立した被災者に食料すら届けられていない現状を説明し、視察は中止になったが、県議の1人は激怒する。「市役所も浸水して対応できるはずもなかった。非常識だ」
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