香港金融管理局:人民元の決済金利引き上げ報道へのコメント控える (Bloomberg.co.jpから引用)

今後の短期的株価押し下げ要因のひとつかな。

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3月22日(ブルームバーグ):香港金融管理局(HKMA、中央銀行に相当)は、中国人民銀行(中銀)が香港の人民元決済銀行に預けられる資金のリターンを引き上げ示唆したとの報道について、コメントを控えた。
  ロイター通信は複数の関係者を引用して、人民銀が人民元市場の育成に向け、香港で元建て決済金利を引き上げる計画だと報じていた。関係者の名前は明示しなかった。
  HKMAのアニッサ・ウォン報道官は、HKMAへの質問に対し電子メールで回答し、「元の決済銀行が人民銀に預けた元資金に対して支払う金利は人民銀が決定する」と説明し、「HKMAはそのような金利引き上げを人民銀が検討しているかどうかについてコメントしない」と続けた。
  人民銀による決済金利引き上げは、香港で唯一元建て決済業務を手掛ける中国銀行(香港)が他行に対する預金金利を引き上げるよう促すことになり、これは顧客が保有する人民元のリターン向上につながる。
  中国銀行(香港)は、いかなる金利引き上げの計画について関知していないと表明。同行の広報担当、エンジェル・イップ氏は、「ロイターの情報源は分からない」と述べた上で、「当行は決済金利に関して何ら情報も指示も受けていない」と言明した。

翻訳記事に関する翻訳者への問い合わせ先:ロンドン 藤森英明 Hideharu Fujimori hfujimori@bloomberg.net Editor: Fumihiko Kasahara記事に関する記者への問い合わせ先:Fion Li in Hong Kong at fli59@bloomberg.net
更新日時: 2011/03/22 19:40 JST
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