ウナギ産地偽装 卸売り会社と元常務、起訴内容認める(asahi.comから引用)

うなぎってマリアナ海溝で産卵し、それが日本や台湾や中国に来て成長し、また産卵に行くものだけど、どのくらいの期間、産地にいればその産地名を表示していいのだろうか。

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台湾産ウナギを愛知県産と偽って販売したとして、不正競争防止法違反(虚偽表示)の罪に問われたウナギ卸売り大手「セイワフード」(現クローバートレーディング、東京都中央区)と、同社元常務・岩井裕和被告(55)の初公判が14日、東京地裁であり、同社と岩井被告は起訴内容を認めた。

 即日結審し、検察側は「利欲的な動機で消費者を欺いた悪質な行為だ」と述べ、同社に罰金500万円、岩井元常務に懲役1年6カ月・罰金100万円をそれぞれ求刑した。

 検察側は冒頭陳述で、岩井元常務は中国製冷凍ギョーザ食中毒事件の影響を考慮し、台湾産ウナギを50トン輸入したが、思うように売れなかったと指摘。在庫を多く抱えれば責任問題に発展すると考え、発注元に産地偽装を持ちかけたと主張した。

 起訴状によると、岩井元常務らは2009年12月〜10年5月、大阪府茨木市の食品加工会社で台湾産ウナギのかば焼き約970キロを「愛知県産蒲(かば)焼きうなぎ」と印刷したシールが貼られた箱に詰め替え、京都市の水産会社に約320万円で販売したとされる。この偽装で仕入れとの差額約30万円を得たという。

 セイワフードは、同様の手口で少なくとも13トンを愛知県産と偽装していたことが都などの調査で判明している。

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