米国、胡錦濤主席の訪問を最高待遇で歓迎 (人民網日本語版から引用)

表面では、最高待遇での胡錦濤主席訪米を喜んでいる。

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「夫や娘と共に訪中した時のことを楽しく思い起こしている。あれも両国の緊密な交流の一部だった。現在、われわれの関係はすでにグローバルな範囲にまで拡大している」--。クリントン国務長官は14日の講演で、1998年にクリントン大統領と共に訪中した際の事を感慨深げに回想した。会場には各国大使、米政府要人、シンクタンクの専門家、非政府組織の責任者といった中国関係の各分野の知名人がほぼ勢揃いし、最前列の真ん中には中国の張業遂大使が座っていた。中国新聞社が伝えた。

 ■温故知新の中米関係

 クリントン長官の講演は明らかに入念に準備されたものだった。講演会は先日死去した米国の元外交官リチャード・ホルブルック氏の名を冠して行なわれた。
 ホルブルック氏は中米国交樹立の功労者の1人であり、会場には同氏の訪中時の写真が飾られた。ヒラリー長官の演説は中米国交樹立へのホルブルック氏の功労を偲ぶ「温故知新」から始まり、長い演説の8割以上が中米関係や中米協力の重要性に関するものだった。
 AP通信は「この二大巨人、そして経済ライバルの関係についてのクリントン長官の発言は積極的な語調に満ちていた。これは胡錦濤主席訪問に向けた米政府の地ならしでもある」と指摘した。
 ある米国務省高官は「1998年以来、米高官が1つの2国間関係について演説するのはこれが初めてだ」と明かした。
 前日にはロック米商務長官も「配慮」を示した。ロック長官は1989年に訪中した際に見た上海と現在の上海とを比較し、「米国はこのような発展を歓迎する。中国の人々にも世界経済にもプラスであり、米国企業にとって重要だからだ」と結論づけた。
 さらにガイトナー米財務長官も加えたオバマ政権の「トロイカ」が3日続けて中米関係について講演し、胡主席訪米に向けた「ウォーミングアップ」を行なった。これは米国史上非常に異例だ。共和党のランディ・フォーブス下院議員は「彼らは胡主席のために次々とレッドカーペットを敷いている」と指摘した。
 「人民網日本語版」 2011年01月17日
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