諫早干拓「早く開門を」 原告の漁民、農水省前で訴え(asahi.comから引用)

議員は現場をもっと視察し、行政に対して権利行使せよ。

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長崎県国営諫早湾干拓事業をめぐる訴訟の控訴審で再び開門調査を命じる判決が出て一夜明けた7日朝、原告の漁民や弁護団は東京・霞が関農林水産省前に立ち、即時開門を求めるビラを登庁する職員らに手渡した。午後は、与野党の国会議員に面会して訴える予定だ。
 原告の漁民らは前日に上京し、この日は午前8時半過ぎから農水省前に立った。
 「有明海から来ました」。原告の佐賀県太良町の漁師、平方宣清さん(58)は、道行く人たちに大きな声で呼びかけた。「判決前夜は2時間しか寝られなかった。昨夜はゆっくり休めてすがすがしい気持ち」と笑顔を見せた。
 長崎県諫早市の漁師、松永秀則さん(57)は、「開門はまだこれからだが、今から実現するよう頑張っていく」と話した。
 馬奈木昭雄弁護団長はマイクを握り、「『これ以上争い続けるな』と、昨日の判決は言っている。速やかに開門協議に応じるよう、重ねて求める」と訴えた。
 農水省前には、一昨年に一審・佐賀地裁が国に開門を命じた当時の法相だった鳩山邦夫衆院議員も駆けつけた。選挙区の福岡6区は有明海に面する。マイクを握り、「法相として控訴した私が、原告勝訴を喜んでいるのは皮肉だ。菅さん、あなたも私と同じ環境派だったはずだ。今こそ政治決断の時だ」と語った。
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