「熟慮の結果、出馬する決意」 小沢氏あいさつ全文(asahi.comから引用)

円ドル相場は、いずれもっと円高になる可能性も高いので、円安誘導を行うよりは、円高でも生き残っていける国造りをしてほしい。円安誘導とは、既得権を守る動きに似たところがある。

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 民主党小沢一郎前幹事長が31日夕、党本部で菅直人首相との会談後、党代表選への出馬を表明したあいさつの全文は、以下の通り。
 「明日から始まります代表選挙につきましては、先般、申し上げたとおりのことでございまして、不肖の身でありますが、代表選挙に皆さんのご推挙をいただいて出させて頂きたいという決意をいたしましたということを申し上げたわけでございますが、ま、その後、皆さん、ご存じの通りの経過でありまして、特に鳩山前首相が、この時にやはり、挙党一致の態勢をとって力を合わせて今日の危機的な状況、特に経済の不透明な状況を乗り越えて、克服していかなくてはならないと。ま、そういうお考えの下に、再三にわたって菅総理とお話をなさったわけでございます」
 「明日、告示を控えまして、今日も、鳩山前総理と輿石会長と私と、昨夜の菅総理との会談の経過をお聞き致しました。昨晩は、(菅首相は)鳩山総理の提案に対して、大変、自分もそのように思うということで、話し合いを持つことに積極的であったということでございましたが、本日、一晩明けてから、ちょっと、話し合いを持つことは密室批判を受けかねないので、そういうことには、やめたいと。やりたくないという趣旨のお話があったという趣旨のことでございましたが、いずれにしろ、やはり、挙党一致の全員野球をするためには、民由合併以来、私にとりましては、特に、鳩山、菅両先生、輿石先生と力を合わせて今日まで頑張ってきて、そして、政権も国民皆さんから付託されたと。こういう状況の中での、今日でございますので、やはり、その原点に立ち返って、話し合いをしましょうというのが、鳩山先生、そして、また、輿石先生のご趣旨だったと思います」
「ま、今日も、3人の会合の場で、菅総理に、こもごも、鳩山先生と輿石先生からお話し下さいましたけれども、やはり、話し合いをして、挙党一致の態勢をつくるというような形は、とるべきではない、というお考えであったようでございます。私は直接、そばにいましたけれども、お話ししたわけではありませんが、そういう経過の中で、菅総理の方から、いずれにしても、小沢と2人で話をしたいと。ま、こういうことが鳩山前総理を通じて、お話がありました」
 「そのお話に従いまして、先程来、今まで話をして参りました。まあ、合併以来のことやら、総理としての激務についての、色んなお話やら、ま、私も、サミットなど若い時にかいま見て参りましたので、大変でしょうということのお話をいたしましたが、その中で、まず、菅総理の方から、合併以来のお互い力を合わせて、ここまで来た、というお話し頂いて、今後も協力して欲しいと。こういうことでございました」
 「もちろん私は、協力しない等ということは、菅内閣成立して以来も、一度も言ったことないし、どんなことでも、協力をして参りたいし、今後も、お互いが力を合わせて、せっかく政権交代を成し遂げたんだから、協力をしていかなくてはならない。その気持ちは変わりありませんということを、申し上げました」
 「ま、今回の代表選は、党規約に定められた任期満了による民主的ルールにのっとった代表選でございますので、それは、正々と、お互いに頑張って、そして、また、今後とも、いかなる場合でも、力を合わせて頑張りましょうということで、いま、終えてきたところでございます」
「いずれ、明日、記者会見がまた、あるということでございますので、そのときに自分の主張やら、政策やら、申し上げるつもりでございますし、十分な時間を取ってあるようでございますので、今日は、今までの経過と、そして、先般申し上げましたように自分自身、随分、決断をするまでに自分に問いかけながら、熟慮した結果でありますけれども、大勢の仲間の皆さんにご推挙頂いて、代表選挙に出馬する、という決意をしたところでございます」
 「本当に微力の不肖の身でありますけれども、仲間の皆さんのお力添えを頂きながら、そして、報道の皆さんにも、ご指導頂きながら、きちんと正々と選挙戦に臨んで参りたいと。そのように考えておるところでございます」
 「以上、若干、長くなりましたが、経過の報告と私の出馬の決意を改めてお伝え申し上げまして、ご報告、ごあいさつに代えます。どうぞ、よろしくお願い致します。ありがとうございました」
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