日銀:実質経済成長率見通し上方修正へ 決定会合(毎日jpから引用)

確かに厳しいながらも、人口分の経済は回る。それも、結構切り詰めた状態だろう。所得が伸びない、消費者金融の融資も伸びない、銀行融資も伸びない。後は、どこかで底打ちを充分認識でき、子供手当てなどの官僚の裁量が入り込まない景気対策が充実したら、内需のロケット発射なんだろうけど。
それとも、円安で外需増を期待するのだろうか。

引用開始
日銀は14日、2日間の日程で金融政策決定会合を始めた。4月に策定した「経済・物価情勢の展望」(展望リポート)の中間評価を実施し、景気の緩やかな回復が続いていることから、10年度の実質経済成長率の見通しを4月時点の1.8%から2%台半ばに上方修正する方向だ。政策金利無担保コール翌日物)は現行の年0.1%を据え置く見通し。
 日銀の6月短観(企業短期経済観測調査)は、大企業・製造業の業況判断指数がリーマン・ショック前の水準を回復し、景況感改善が確認された。新興国経済が従来の予測以上に好調なことに加え、設備投資も持ち直すなど自律回復の動きがみられ始め、成長率見通しを上方修正する方向で検討している。
 一方、欧州の信用不安や米国経済の減速懸念など景気の先行きには不透明感もあり、国内の経済対策の期限が切れる10年度後半からは成長ペースが鈍るとの見方がある。これらを踏まえ、展望リポートの中間評価は、11年度の成長率を4月時点の予測の2.0%から大きく変えない見通し。消費者物価の予測も4月時点(10年度がマイナス0.5%、11年度がプラス0.1%)からは大幅に変更しない見通しだ。【清水憲司】
引用終了