北京で労働者が米国人経営者を監禁、給与トラブルめぐり(REUTERSから引用)

なかなか解決しないのだろうか。これを見た欧米の株主や経営者は、中国への投資をためらうだろう。世界的な金融危機が来ても、日本やアメリカはあまり落ち込まないかもしれない。

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[北京 26日 ロイター] - 給与をめぐる労使トラブルを発端に、北京にある米医療用品メーカーの工場で、労働者が米国人の共同経営者を監禁する事態となっている。監禁されているのは、この会社の共同経営者チップ・スターンズ氏で、本人によれば21日夜から工場内に監禁されているという。

スターンズ氏は、会社側が全従業員を解雇して工場を閉鎖するのではないかといううわさが流れた直後に監禁された。同氏はうわさを否定したが、工場の労働者数十人は、部署間で解雇条件に差があるとして、十分な退職手当を提示するよう要求している。

スターンズ氏は25日、工場の格子のついた窓越しに内部の状況を説明。同氏によると工場の門は封鎖され、移動する際は10数人の労働者がぴったりとくっついてくるという。

またスターンズ氏は、当初は社内で問題解決を目指していたものの、もはや事態は自分の手に負えるものではないとし、解決に向けて何ら行動を起こさない地元当局への不満をあらわにした。

一方、地元当局者は、会社側は2カ月にわたり労働者に賃金を支払っておらず、十分な退職手当も提示されないまま工場を閉鎖することを労働者側は恐れたのであろう、と指摘した。また工場付近に私服警官を配置しており、事態は適切に処理されているとの見方を示した。
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