米上院の超党派グループが移民法案を公表、不法移民に市民権の機会(REUTERSから引用)

アメリカ、カナダ、メキシコがEUのように統合していく方向も出てくるのかもしれない。

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[ワシントン 16日 ロイター] 米上院議員超党派グループ(民主党4人、共和党4人)は16日、数百万人に及ぶ不法移民から本国送還に対する不安をなくし、最終的に米国市民になる機会を与える移民法案を公表した。

法案によると、2011年12月31日よりも前に米国に入国し、継続して滞在している必要な証明書類を持たない移民は、法案に大統領が署名した後に「暫定的な」法的地位を求めることが可能となる。

ただ、それ以後、暫定的な法的地位を得ても10年以上は連邦政府からの社会保障は受けられない。一方、政府は国境警備を強化し、現行の移民法を厳格に適用する。

法案は数カ月の審議を経る見込み。特に共和党が過半を占める下院では激しい反対も予想される。

議会民主党オバマ大統領は長年、不法移民がさまざまな手続きを経て米国市民になる道を開く改革を標榜していた。一方、共和党にはこうした改革を懸念する声が強かったが、昨年11月の選挙でヒスパニック系の票が伸びなかったことを受け、取り組みに向けた機運が出てきていた。
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