米財務次官:G20各国は競争力強化目的の通貨切り下げ回避を (Bloomberg.co.jpから引用)

今週末はいろいろあるのかもしれない。

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2月11日(ブルームバーグ):ブレイナード米財務次官(国際問題担当)は20カ国・地域(G20)が競争力強化を目的とした通貨切り下げを回避し、為替レートの透明性向上を推進する必要があるとの認識を明らかにした。

同次官は11日のワシントンでの記者会見で、「G20は市場が決定する為替レートに移行し、競争的な通貨切り下げを回避するとの公約を実行する必要がある」と語った。

また、「世界の成長は弱く、下振れ方向に陥りやすい」とし、15、16両日にモスクワで開かれるG20財務相中央銀行総裁会議で需要強化が最優先課題になるだろうと指摘した。

日本については、デフレ脱却と「経済成長の回復」への努力を支持すると表明。「これらの目標を達成するために、マクロ経済政策と同時に構造改革が行われることが重要だろう」と指摘した。

主要7カ国(G7)が為替政策に関する声明を発表するかどうかを問われると、G7は密接な協議を続けており、各国が「長年にわたる合意を引き続き実行する」ことを期待すると述べた。こうした合意には「何よりも変動相場制へのコミットメントを含み、めったにないケースだが、過度のボラティリティ(変動性)や無秩序な動きに関して協力が必要になる可能性がある」と述べた。

中国については、「家計の需要をさらに押し上げるとともに、市場主導の為替レートと金利に向けた動きを再び活性化させる」必要があるとの見解を示した。

原題:Treasury’s Brainard Says G-20 Must Refrain FromDevaluation (2)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:ワシントン Ian Katz ikatz2@bloomberg.net

記事についてのエディターへの問い合わせ先:Chris Wellisz cwellisz@bloomberg.net
更新日時: 2013/02/12 08:36 JST
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