伊総選挙は中道左派リード、モンティ陣営との連立必要に=世論調査(REUTERSから引用)

ユーロ劇場イタリア公演は、どうなる。どのみち、政府と中央銀行のバランスのとり方で行き先が大きく変わるということはないのであろう。政府が変わっても、中央銀行のシステムは変わらない。

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[ローマ 8日 ロイター] 8日に公表されたイタリアの各種世論調査によると、24─25日に行われる総選挙はベルサニ氏率いる中道左派ベルルスコーニ陣営を抑えて勝利する見通しだ。ただ、安定政権の樹立にはモンティ氏率いる中道派連合との連携が必要になる公算が大きい。

選挙前の最終世論調査では、ベルルスコーニ氏率いる中道右派による追い上げや、ベルサニ氏の民主党(PD)と歴史的につながりがあるとされる銀行モンテ・デイ・パスキ・ディ・シエナ(MPS)(BMPS.MI: 株価, 企業情報, レポート)の損失問題発覚にもかかわらず、中道左派による5ポイント超のリードを示す結果が大勢となっている。

ロイターが算出した各種調査の平均ではベルサニ氏の中道左派が34.7%と、中道右派を5.7ポイント上回った。モンティ氏率いる中道派は13.6%。

これらの結果から、ベルサニ氏が下院で過半数を握ることは確実視されているが、上院の結果は不透明だ。イタリアでは上下両院が同等の権限を持つことから、安定した政権運営のためにはモンティ陣営との協力が必要になるとみられている。
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