トロント・ドミニオンなどカナダ6行を格下げ−ムーディーズ (Bloomberg.co.jpから引用)

格下げとは、来る危機に備えてなのだろうか。

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 1月28日(ブルームバーグ):米格付け会社ムーディーズ・インベスターズ・サービスは、トロント・ドミニオン銀行ノバスコシア銀行などカナダの6行を格下げした。住宅価格の上昇と消費者債務を理由に挙げた。

ムーディーズの28日の発表資料によれば、最上級格付け「Aaa」を維持していたトロント・ドミニオン銀の長期銀行預金格付けは「Aa1」に引き下げられた。ノバスコシア銀は「Aa2」に下げた。モントリオール銀行 、カナディアン・インペリアル・バンク・オブ・コマース(CIBC )、ケベック州のケス・サントラル・デジャルダン、ナショナル・バンク・オブ・カナダ はいずれも1段階の格下げ。

ムーディーズのシニアクレジットオフィサー、デービッド・ビーティー氏はトロントから電話インタビューに答え、「システム全体に及ぶような衝撃が起きた場合、それが国内のものであれ、欧州や米国からカナダ経済に伝わった外部リスク要因によってもたらされるものであれ、カナダの銀行の消費者ローンへのエクスポージャーの規模を考慮すれば、そのような衝撃に起因する貸し倒れ損失は高水準に達しよう」と説明した。

原題:TD Joins Five Canadian Lenders in Moody’s Credit Downgrade(2)(抜粋)

記事に関する記者への問い合わせ先:トロント Sean B. Pasternak spasternak@bloomberg.net

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更新日時: 2013/01/29 08:08 JST
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