北朝鮮、米との対決強め3度目の核実験計画を宣言 国防委(CNN.co.jpから引用)

どう出る北朝鮮。朝鮮動乱まで行き着くのだろうか。

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ソウル(CNN) 北朝鮮朝鮮中央通信は24日、米国との敵対関係が新たな局面に入ったことを受け3度目となる核実験の実施計画と長距離ロケット発射も続行するとの国防委員会の声明を伝えた。同委は最高指導部の機関との見方もある。

これら措置は、「朝鮮人民の不倶戴天(ふぐたいてん)の敵である」米国を狙った「全面的な対決行動」の一環であると主張した。最高指導者である金正恩(キムジョンウン)第1書記が、父親の故金正日総書記が押し進めた軍事的抑止力の確保や国際圧力を退ける強硬路線の踏襲を新たに見せ付ける声明内容となっている。

声明は、北朝鮮が昨年12月に実施した事実上の長距離弾道ミサイルと見なされる人工衛星搭載と主張するロケット発射を非難し、北朝鮮への制裁拡大策を盛り込んだ国連安全保障理事会の今月22日の新決議を受けて発表された。

声明では、新たな核実験などの実施時期への言及はない。北朝鮮は2006年と09年に核実験を強行し、いずれも国連安保理の非難を受けた。韓国国防当局者らは昨年、指導者が最終承認すれば新たな核実験はいつでも実施可能な状況にあるとの見方を示していた。

国際紛争の解決策を提言するシンクタンク「国際危機グループ(ICG)」の北東アジア担当者は、今回の声明内容について「国連の新決議に激怒し、屈辱感を味わっていると考えられる」とも分析した。 北朝鮮による米国を威嚇する言動はこれまでのプロパガンダ戦でも再三見られたが、同担当者は米国との全面衝突を求めているわけではなく、軍事的な抑止力確保を願う北朝鮮指導部の意図があると指摘。「米国に侵入、破壊する能力も意図、意志もないとみられる」とし、「米国や他の外国勢力からの干渉の阻止を願っている」とした。 朝鮮中央通信の声明は、北朝鮮に関する国連安保理の決議全てを拒絶するとも表明。22日の決議については、北朝鮮に対する敵視政策の最も危険な局面を示すものとも断じた。
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