上海外為市場=人民元が対ドルで反落、終値6.2192元(REUTERSから引用)

元はどこまで高くなるのだろうか。

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[上海 14日 ロイター] 週明け14日の上海外国為替市場の人民元相場は、対ドルで反落して引けた。ユーロ高が進み、ドル指数.DXYが引き続き低下する中、人民元は取引時間中に過去最高値を2営業日連続で更新した。

人民元の対ドル相場は、寄り付きで過去最高値となる1ドル=6.2130元を付けた後、徐々に下落し6.2192元で引けた。前週末終値の6.2161元から少し元安の水準となった。出来高は201億ドルと、大商いだった。

中国人民銀行中央銀行)はこの日の人民元の対ドル基準値を、1ドル=6.2695元と、同値としては2012年5月2日に設定した過去最高値の6.2670元に近い元高水準に設定。前週末の基準値は6.2712元。

輸出が予想を上回った12月の中国の貿易統計を含む最近の経済指標が人民元相場を支えているが、上海の株式銀行のトレーダーによると、顧客は対ドルで上昇するユーロを手掛かりにしたと指摘。「人民元はドル指数の動きを受け上昇した部分が大きい。すべての通貨が対ドルで上昇しており、人民元だけではない。貿易統計はもちろん関係しているが、主要な要素ではない」と話した。

オフショア市場の人民元相場(CNH)は取引終盤までに6.1860元と、前週末の6.1835元からわずかに元安の水準で取引された。一方、同市場の1年物ノンデリバラブル・フォワード(NDF)は、1ドル=6.2796元と、この日の基準値よりも元安の水準で唱えられた。

人民元の対円相場終値は100円=6.9600元(前営業日終値は6.9914元)、対ユーロ相場終値は1ユーロ=8.3050元(同8.2448元)
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