イエメンでサウジ外交官ら2人射殺、計画的な犯行か(CNN.co.jpから引用)

どんどん深まっていく中東の混乱。

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サヌア(CNN) イエメンの首都サヌアで28日、サウジアラビアの外交官とイエメン人のスタッフが殺害されたと、大使館関係者が明らかにした。

外交官とスタッフは、外交官の自宅近くで車に乗っていたところを襲われ、射殺された。

サウジ政府は襲撃犯に関する非難声明をまだ出していないが、サウジ大使館関係者は匿名を条件に、「計画的な事件で、銃を持ったグループが外交官の殺害に関与した」とメディアに語った。

この大使館関係者によれば、襲撃犯は少なくとも5人で、外交官の乗った車を約5分間、4輪駆動のトラックで追い回したという。20発以上が外交官らに向けて発射された。

イエメンではこうした襲撃事件が相次いでおり、10月には米大使館に務める職員が車で出勤途中に射殺される事件が起きている。治安当局によればこの事件の犯人はバイクに乗った男たちで、国際テロ組織アルカイダとの関係が疑われるという。

イエメンではアルカイダ系グループ「アラビア半島のアルカイダ(AQAP)」が治安部隊と戦闘を繰り広げる一方、多くの襲撃事件を起こしたとして非難されている。AQAPは昨年、「アラブの春」に端を発した同国の政情不安に乗じて勢力を広げ、南部の複数の都市を一時制圧した。
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