中国各紙が異例の共産党批判、「言論の自由」改善の兆しか(REUTERSから引用)

言論で傷つき失われる権威であれば、それは張子の虎であろう。言論の自由でも強くなる権威を日本は、中国に先駆け作れるのだろうか。

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[北京 18日 ロイター] 中国政府系の複数の新聞が、共産党を批判した地方の役人が処罰を受けたことについて批判する報道を行っている。こうした批判は極めて異例で、一部のメディア専門家は言論の自由度が改善される兆しにも取れるとの見方を示している。

この役人(25)は、共産党独裁支配の終わりを求めるメッセージをインターネット上に投稿したことで、当局から強制労働2年の刑に処された。

これに対し、中国共産党機関紙の人民日報系タブロイド紙「環球時報」や新京報を含む複数のメディアが処罰を批判。当局を批判できる言論の自由を求めた。環球時報は先週、「時代遅れで、今日の言論の自由や法の支配に反する」との論評を掲載した。

ジャーナリズムが専門の上海・復旦大学のダグ・ヤング教授は、来月8日から開かれる共産党大会で新体制が発足する前に、メディアがこうした当局の批判をするのは異例だと指摘。「新政権が言論の自由の拡大を最優先事項にするという前向きな見方もできる」と述べた。
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