減少する米ミドルクラスの失われた10年=米調査(WSJ日本版から引用)

しばらくの間、米国は厳しく日本が浮上する時期が来るようだ。

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ミドルクラス――米の年間世帯所得の中央値の倍から3分の2までの世帯と定義される――は過去数十年の間に著しく減少した。リセッション(景気後退)と住宅バブルの崩壊がその減少を大いに悪化させた。

世論調査機関ピュー・リサーチ・センターが22日に発表したリポートによると、ミドルクラス所得層が全世帯に占める割合は1970年代には61%だったのに対し、2011年は51%に縮小した。同じ期間、上位所得層と下位所得層の両方の割合が拡大した。2000年代の10年間で中間層の所得は減少したが、より大きな打撃は住宅と資産価値の低下だったとピューは指摘している。ミドルクラスの所得の中央値は10年で5%の低下だったが、資産から負債を差し引いた総資産は28%下落した。

 リセッションは多くの中間層の未来に対する展望をさらに悲観的にさせた。リタイアした後も十分な所得と資産を持っていられることに自信があると回答したのはわずか23%だったうえ、勤勉さへの信頼さえ蝕まれてしまっている。勤勉に働けばほとんどの場合は上に行けると信じているミドルクラスの人は1999年の74%から約3分の2へ減った。

記者: Conor Dougherty
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