エリザベス英女王、元IRA司令官と歴史的な握手(CNN.co.jpから引用)

さすが英国女王。感情をコントロールして活動している。

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ベルファスト(CNN) 即位60周年記念行事の一環として北アイルランドを訪問中の英エリザベス女王は27日、北アイルランド自治政府のマクギネス副首相と会談、歴史的な握手を交わした。マクギネス副首相はかつて、カトリック過激派アイルランド共和軍(IRA)の司令官だった人物だ。
IRAは1960年代後半から約30年にわたり、北アイルランドの英国からの分離とアイルランドへの併合を求めて武装闘争を展開。1998年に和平合意が成立したが、それまでに女王の親族であるマウントバッテン卿を含む約3500人の犠牲者を出した。
マクギネス副首相は女王と握手をしながら「さようなら。道中の安全をお祈りします」とアイルランド語で述べ、それを自ら英語に訳した。2人は数秒間、視線を合わせ、女王は笑みを絶やさなかったが発言はしなかった。
IRAの政治組織であるシンフェイン党によれば、握手に先立つ短い非公開の会談で、マクギネス副首相は女王に対し、今回の会談は和平プロセスにはリーダーシップが必要であることを示す強力なサインになると述べたという。また、双方の犠牲者と遺族の痛みを認めることが必要だと強調したという。
女王はこの会談に緑色の服装で臨んだ。緑はアイルランドを象徴する色で、間接的な形で歩み寄りの気持ちを示したとみられる。
だが長い闘争の傷跡は今も残っている。ベルファストでは女王の訪問に反対するデモ隊が警察や対立するプロテスタント系のグループと衝突する事件も起きた。
即位60周年記念行事の一環として北アイルランドを訪問中の英エリザベス女王は27日、北アイルランド自治政府のマクギネス副首相と会談、歴史的な握手を交わした。マクギネス副首相はかつて、カトリック過激派アイルランド共和軍(IRA)の司令官だった人物だ
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