世界の大手金融機関15社格下げ ムーディーズ(CNN.co.jpから引用)
投資対象のすべてが格下げされれば、それでも投資するしかないということにもなりえる。
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ニューヨーク(CNNMoney) 米格付会社ムーディーズは21日、世界の大手金融機関15社の信用格付を1〜3段階引き下げた。
格下げは米株式市場が引けた後に発表された。15社には他にバンク・オブ・アメリカやゴールドマン・サックス、JPモルガン・チェース、HSBCやクレディ・スイスなども含まれる。
「今回の対象となった全ての金融機関は、相場の変動や資本市場でのビジネスにはつきものの多額の損失のリスクに大きくさらされている」と、ムーディーズのグローバルバンキング・マネジメントディレクターのグレッグ・バウアー氏は述べた。
格下げにより、金融機関の資金調達コスト(借入の際の利率)が高くなる可能性があるほか、短期資金調達のために発行するコマーシャルペーパーの販売に支障が出る可能性がある。
格下げの噂が流れた21日、米株式市場では大手金融機関の株価が軒並み下げた。ただし、予想された3段階引き下げを回避したことで、モルガン・スタンレー株は、時間外取引で反騰した。
2階格下げられて「Baa1」となったモルガン・スタンレーは、ムーディーズの格付けは「近年採ってきた主要な戦略的行動を十分に反映していない」との声明を出した。「Baa2」となったシティグループは2段階の格下げについて「恣意的でまったく不当」だとした。
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