ネパール、新憲法制定で合意できず 政局の混迷深まる(CNN.co.jpから引用)

中国やインドは介入していないのであろうか。

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(CNN) ネパールで新憲法の制定に向けて政党間の協議を行っていた憲法制定議会は28日、約4年間にわたる話し合いが不調に終わったことを受け解散した。同国は2008年に制憲議会選挙を実施し、王政を廃止したものの、その後新憲法の制定に至らず、政治の混迷が続いている。

バタライ首相は議会の任期満了となる27日、「我々は合意できなかった。誰も非難はしたくない。合意に向けて前進しなければならない」と語り、11月22日に再選挙を実施して新議会の下で憲法を制定するのが望ましいとの考えを明らかにした。

憲法案については、議会の第1党である共産党毛沢東主義派(毛派)とその他の政党の間で激しい論争となり、溝が埋まらなかった。

毛派やネパール南部の地域政党は、連邦制のモデルについて同国を民族に基づく形で分割することを望む一方、第2党のネパール会議派はその考えに反対していた。

ネパールは中国とインドの間に位置し、08年には制憲議会選挙を実施、王制を廃止し共和制に移行していた。議会では反政府勢力であった毛派が第1党となったが、601議席過半数を獲得することはできなかった。

毛派のダハル書記長は「何度か協議を開いたが合意に至らなかった。憲法を公布できる可能性はなくなった。他に道がないか議論している」と語った。
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