イラン、核開発問題で新たな提案か 欧米諸国と交渉再開で (CNN.co.jpから引用)

イラン危機も終わり、原油や金の価格も一時的に下がるのだろうか。

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(CNN) イランの核開発問題に関する対外交渉責任者のサイード・ジャリリ最高安全保障委員会事務局長は11日、トルコのイスタンブールで14日に再開される国連安全保障理事会の5常任理事国とドイツとの会合で新たな提案を示すと述べた。国営イラン通信が伝えた。

新提案の詳細は不明。欧米諸国が反発するイランによるウラン濃縮の停止などに踏み込んだ内容になるのかも明らかでない。イランはこれまでウラン濃縮問題を議題にすることを拒否してきた。

イランは最近、濃縮度20%のウランの量を減らすことに応じる可能性があることを示唆していた。イランのプレスTVによると、同国のアッバシ原子力庁長官は需要を考慮しウラン濃縮で必要な量を確保した後、生産量を減らし濃縮度3.5%の生産に全面的に移行する可能性があると語った。濃縮度20%のウランは核兵器製造への転用がより容易になるとされる。

国営イラン通信によると、ジャリリ氏は14日の交渉でイランは新たなイニシアチブを示すとし、会合の参加国も同様の行動を取ることを期待すると述べた。

欧米諸国はイランのウラン濃縮活動の続行を非難し、経済制裁措置を再三打ち出している。欧州連合(EU)は、今年7月からイラン産原油の禁輸に踏み切る予定であるほか、イラン中央銀行がEU加盟国内に保有する資産も既に凍結している。

米国などはイランの核開発が軍事目的に利用されることを懸念しているが、同国はあくまで平和利用と反論している。
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