1ドル90─100円で推移するのが望ましい=トヨタ社長(REUTERSから引用)

95円から100円になる可能性が高いのだろうか。
水素で動くエンジンが市販されたら、それは世界がびっくりすることになる。

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[東京 22日 ロイター] トヨタ自動車(7203.T: 株価, ニュース, レポート)の豊田章男社長は22日、1ドル=80円を切る歴史的なドル安/円高は緩和されてきたものの、足元の水準でも適正なレベルではないとの認識を示した。豊田社長は同日都内で開いた記者懇談会で、70円台が続いたので円高が是正されたという気持ちになりがちだが「決してまだまだいいレベルではない」と語った。

そのうえで「90円前後、95円とか100円で推移するのがいい」と述べた。

自動車業界では、新興国の需要を獲得するため、日産自動車(7201.T: 株価, ニュース, レポート)が低価格車「ダットサン」ブランドを立ち上げるほか、ドイツのフォルクスワーゲン(VW)<VOWG_p.DE>も低価格車ブランドを開発する計画が伝えられている。ただ、豊田社長は、今すぐにトヨタが超低価格車に参入するつもりはないとの考えを示した。

豊田社長は、会社の持続的成長には車の大きさに限らずある程度の利益を稼いでいくことが必要とし、その上で「トヨタというブランドに期待されている品質を犠牲にしてまで、この販価だから、ということで、そっちに行くことは今はしない」と述べた。

また、世界販売ナンバーワンへのこだわりは「あまり持っていない」と述べた。米ゼネラル・モーターズ(GM)(GM.N: 株価, 企業情報, レポート)はトヨタが抜くまで世界一であり続け、世界の自動車業界を発展させ、自動車文化を作ってきた、と説明。そういう会社こそがナンバーワンをやればよく、トヨタはそういう準備ができているのかというと「Not ready for it(まだ準備はできていない)」と語った。

豊田社長は、GMがそうだったように、トヨタ自動車産業を発展させる実力がある、と全世界で認められて初めて本当の意味でナンバーワンになれると語った。1台1台の車が評価され、積み上がった結果として世界販売トップになることは誇りだが、世界販売を経営を引っ張るための「ツールにはしたくない」と述べた。

(ロイターニュース 金昌蘭 記事作成:杉山健太郎;編集 宮崎亜巳)

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