東日本大震災:東電社長、福島で謝罪…記者会見は欠席(毎日jpから引用)

多くの日本人が、感情で物事を処理して終わらせてしまう。確かに、どんなに理詰めで考え行動しても、自分が感じたい気持ち(楽しい、気持ちいい)を感じるためにしていることではある。自分の気持ちの満足のためにいろいろ人は動くけれど、それを感情的にならず客観的にとらえて判断しないと同じことを繰り返す。
いくら国が被災地復興にお金を出すといっても既存の縦割り行政の中でしかお金を出せない。また税制や様々な法律等で規制され、自由な経済活動である復興事業が行いにくくなっている。既得権を握る官僚を経由しないと国民から集めたお金を再分配できない、というシステムをなくす必要があるのだろう。国は防衛、財務、外交だけで、あとは地方政府に権限を委譲した方が、活気ある国になるのではないか。植草氏が主張するように江戸時代の藩くらいがちょうどいいのかもしれない。そこに至る過程で道州制もありかもしれない。何れにしろ国の行政に権限が集中しすぎていることが経済が良くならない、復興が進まないことの原因ではないのか。現既得権者官僚が土建ミニバブルを起こせたとしても根本的な解決には至らない。

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東京電力では11日、東京・内幸町の本店に藤本孝副社長ら幹部約150人が集まり、午後2時46分から1分間黙とうした。西沢俊夫社長は、訪問先の福島第1原発で作業員約200人を前に、原発事故発生への謝罪を含めたメッセージを読み上げ、本店でも中継された。

 西沢社長は「(第1原発の事故により)大変な迷惑、ご苦労、ご心配をかけ、心よりおわび申し上げる。被害に遭われた方の思いをしっかりと受け止め、迅速・適切な賠償に最大限努める」と述べた。

 本店では同日夕に相沢善吾副社長らが記者会見したが、西沢社長が会見に出席しなかった点や避難者に直接謝罪しなかったことに質問が集中。「逃げたわけではない。一番迷惑をかけている福島の地で決意を語りたかった」(相沢副社長)などと釈明に追われた。相沢副社長は「事故原因は想定外の津波」との従来見解を繰り返し、「(原発の運転に問題はないとする)社内調査のやり直しは考えていない」と強調した。

 ◇福島第1原発1号機で汚染水漏れ

 一方、東電は同日、第1原発1号機のタービン建屋1階天井から、低濃度の放射性汚染水が漏れているのが見つかったと発表した。東電によると、床に雨水か雪解け水とみられる約40平方メートルの水たまりが見つかったが、建屋外への流出はないという。【中西拓司】

毎日新聞 2012年3月11日 20時44分(最終更新 3月11日 21時15分)
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