G20、IMF追加拠出を議論 欧州債務危機対応で(WSJ日本版から引用)
多少の行き違いはあるだろうが、このまま3月末頃まで突き進みそうだ。
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【メキシコ市】主要20カ国・地域(G20)の財務相・中央銀行総裁会議が25日に開幕し、国際通貨基金(IMF)の財源強化の条件など、欧州の債務危機を封じ込めるための対策を協議した。しかし、主要事項に関する決定は3月末または4月に先送りされる公算だ。
先進国と新興国で構成されるG20は世界経済の大きなリスクとなっているユーロ圏の債務危機を中心に議論する。26日には共同声明を発表する。
G20参加国のうち非欧州諸国は欧州に対し、各国がIMFに追加拠出する前に域内の救済基金を強化するよう求めている。
会議参加者の1人は「すべては欧州が自前の救済基金を増額できるかどうかだ」との見通しを示し、「欧州の動きは大きく遅れているため、防火壁(ファイアフォール)についての最終決定は3月になるというのがG20の見方だ」と述べた。
また、日本と中国は真っ先に追加の資金をIMFに拠出するとみられているが、G20の参加者は25日、ユーロ圏が域内の救済基金の増額に合意するまでは日本と中国はいずれも拠出を確約しないと述べた。
この会議に参加している複数の政府高官によると、会議では中国が1000億ドル、日本が500億ドルを拠出するとの見方が広まっているという。また、別の政府高官は、共同声明には具体的な拠出額は含まれない見通しだと述べた。
日中の政府高官とIMFの報道官はコメントを差し控えた。
記者: Costas Paris and Matina Stevis and Ian Talley
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