世界貿易ルール「断念」発表、WTOの意義は?(YOMIURI ONLINEから引用)
あと10年くらいは、不安定な世界情勢が続くのだろう。
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【ジュネーブ=永田毅】世界貿易機関(WTO)閣僚会議は17日、停滞している新多角的貿易交渉(ドーハ・ラウンド)について、近い将来にすべての交渉分野での一括合意を断念する議長声明を発表し、閉幕した。
交渉は2012年以降も続ける。今後は加盟国・地域の通商紛争の予防や解決に力を入れる。だが、世界貿易のルールを作れないことで、WTOは存在意義を問われている。
議長声明は、交渉の現状について、「行き詰まり、誠に遺憾だ」とした上で、「近い将来に包括合意する見込みはない」と明記した。
ドーハ・ラウンドは、加盟153か国・地域による一括合意を目指してきた。だが、鉱工業品の関税引き下げを巡る中国、インド、ブラジルなど新興国と、米国の対立が解消せず、交渉は暗礁に乗り上げたままだ。
(2011年12月18日19時21分 読売新聞)
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