東京市場で投資拡大狙う海外ファンド、今後1年で規模10億ドル近く(REUTERSから引用)

日本バブルへの種まきか。

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[香港 24日 ロイター] 日本国外の不動産投資ファンド東京市場での投資を模索しており、今後1年での投資額は10億ドル近くとなる見込み。

 不動産ファンド運用会社MGPAは、東京での運用資金として2億5000万ドルを用意しており、2012年末にかけて投資する予定。MGPAだけでなく、GEキャピタル(GEA.N: 株価, 企業情報, レポート)、ドイツ銀行系のRREEF、CBREグローバル・インベスターズなどが投資物件を模索している。

 フォートレス・インベストメント・グループ(FIG.N: 株価, 企業情報, レポート)、エートス・キャピタル、ブラックストーン(BX.N: 株価, 企業情報, レポート)も事務所を設置して案件を狙っている。KKR(KKR.N: 株価, 企業情報, レポート)、TPG[TPG.UL]も投資するとみられている。 

 日本の震災直後から投資機会が模索されていたが、売り手が少ないため業を煮やす投資家がでて、スターウッド・キャピタルは日本の事務所を閉鎖したほどだった。

 関係者によると、投資家は今やより現実的になっており、案件の数も増えている。日本の不動産投資信託(REIT)との競争を考慮すると、優良物件への投資は簡単ではない。

 ただ優良案件への長期投資を狙う投資家にとって、物件借り入れコスト1―2%に対し東京市場での利回りは4―6%で、先進国のなかで利益率は高い。 

 RREEFは来年、日本での1―3億ドルの投資を見込んでおり、年金基金や欧州不動産ファンドの顧客向けに2―3件の取得を見込んでいる。

 GEキャピタル・リアル・エステートはオフィス不動産ファンドを来年立ち上げる予定だ。同社は今年、アバディーン・アセット・マネジメント(ADN.L: 株価, 企業情報, レポート)とともに、東京のマンション投資に4億ドルのファンドを設立した。またGEはすでに日本で1万件の部屋を持つ。

 CBRE(CBG.N: 株価, 企業情報, レポート)系のCBREグローバル・インベスターズはアジアでの投資を2倍にすることを狙っており、東京は有望な市場のひとつとしている。現在50億ドルのアジア不動産投資のうち20億ドルは日本市場向けだ。 
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