中国人民銀、香港との通貨スワップ協定枠を4000億元に倍増(REUTERSから引用)

没落するヨーロッパに台頭する中国。昔、ジャパン・アズ・ナンバーワンと言われたころの日本のような状態に中国はなろうとしている。それを超えていけるのか中国。

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[北京 22日 ロイター] 中国人民銀行中央銀行)は、香港金融管理局(HKMA)との間で結んでいる人民元通貨スワップ協定について、限度枠を倍増し、4000億元(630億ドル)とすると発表した。両地域間の元建て貿易を促進することになりそうだ。

 中国政府は過去2年間、香港を人民元建て貿易決済の実験場として活用してきたが、ここ数週間で人民元切り上げ期待がしぼんでいたほか、拡大する貿易額に対し、限度枠が少ないことが明らかになっており、香港の銀行におけるオフショア人民元預金額の増加ペースが鈍っていた。


 中国人民銀は声明の中で、「両地域がスワップ協定の改定に合意したことは、金融業界の安定、貿易と投資の促進、香港におけるオフショア人民元市場の発展に寄与するだろう」と指摘した。


 HKMAは声明の中で、新たな協定は、2009年1月に締結した2000億元のスワップ協定を引き継ぐものだと述べた。

 HKMAは10年10月に初めてスワップ協定を活用し、貿易決済を支援するために200億元を設定した。


 今年1─9月で、香港における元預金額はほぼ倍増の6220億元に達し、銀行を通じて行われた元建て貿易決済額は1兆3000億元超に上った。
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