日米欧の主要5中銀、欧州銀のドル不足解消へ協調供給(CNN.co.jpから引用)

ユーロ債務危機は少し先送りなのだろうか。それとも、火をつけるための時間が必要なんだろうか。

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ニューヨーク(CNNMoney) 日米欧の主要中央銀行5行は15日、欧州の金融機関を支援するため、欧州の金融市場にドル資金を協調して供給すると発表した。

欧州中央銀行(ECB)と米連邦準備制度理事会FRB)、イングランド銀行日本銀行スイス国立銀行はそれぞれ、3カ月物のドル資金供給オペを3回にわたって行う。

米金融機関の中には、ギリシャなどの債務問題に巻き込まれる可能性のある欧州の銀行との取引を控える動きが出ていた。その結果、ドル資金が流出して一部では資金調達が困難になった銀行も出ていた。

ドル資金供給オペが始まるのは10月で、これは差し迫った危機に陥った銀行はないとの主要中銀の見方を示している。

コンサルティング会社、RDQエコノミクスのチーフエコノミスト、ジョン・ライディング氏は「やろうと思えば明日にでも始められるはずなのに、ほぼ1カ月先に始めるということは、明らかな危機に直面しているわけではないということだろう」と指摘した。

この発表を受け、ユーロはドルに対し0.8%上昇。欧米の株式市場も値を上げた。
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