米赤字削減案、大統領と下院議長の協議決裂 (CNN.co.jpから引用)

8月2日は、1990年にイラクがクエートに侵攻した日。翌年1月17日に湾岸戦争が始まった。来年1月17日にオバマが大統領を辞めるなんてことは無いよな。

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ワシントン(CNN) 米財政赤字削減を巡り、オバマ米大統領共和党のジョン・ベイナー米下院議長との間で行われていた協議が決裂した。

ベイナー議長は「協議は平行線のままだった」とし、今後は上院のリーダーたちと今後の方針の検討を開始するとしている。

一方、オバマ大統領は、議会が債務上限引き上げに応じる見返りとして、極めて公正な歳出削減、増税案を提示したが、ベイナー議長は22日午後5時半に交渉を打ち切り、席を立ってしまったと語った。しかしオバマ氏は、「債務上限を引き上げ、デフォルト(債務不履行)に陥らない自信はまだある」と付け加えた。

ベイナー氏は、政府が4000億ドルの増税を要求し、協議の条件を勝手に変更したため協議を打ち切ったと指摘。しかし、今後は議員が一致団結して歳出削減と債務上限引き上げを含む合意に向け努力するとし、政府もその努力に協力することを期待すると語った。

同日、両氏の協議前に民主党が多数を占める上院で共和党の「削減・制限・均衡法案」と呼ばれる財政赤字削減法案が否決された。同法案は債務上限引き上げの条件として、大規模な歳出削減や財政均衡を義務づける米憲法の修正を求めるもので、19日に共和党が多数を占める下院で可決されていた。

しかし、期限は刻一刻と迫っている。議会が8月2日までに14兆3000億ドルの債務上限の引き上げに合意できなければ、米国はデフォルトに陥り、金利の上昇やドルの暴落などの問題に直面することになる。

オバマ大統領は22日付けの新聞の論説で「この巨額の債務の責任はどちらの党にもある。両党は協力して問題を解決する責任があり、国民もそれを望んでいる」と述べた。
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