花火も星条旗も中国製 米「独立」記念日にみる「依存」(CNN.co.jpから引用)

製造業よりも企画立案で食べていくアメリカ。製造業が少なく3億人もの人々を食べさせていくのも大変だ。製造業もロボットで自動化を推し進めれば、人手は要らなくなってしまう。サービス業で地域社会に根ざしたビジネスを活性化させないと雇用が安定しない。

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(CNN) 米国は4日、英国の植民地から独立を宣言して235回目の独立記念日を迎えた。しかし、この日を象徴する花火や星条旗には、また別の国への依存が反映されている。どちらも大半が中国からの輸入品なのだ。
統計によると、米国では昨年、花火の輸入額2億ドル(約162億円)のうち、約97%に相当する1.9億ドルが中国に支払われた。星条旗は輸入額320万ドルのうち、中国からの輸入が280万ドルで約88%を占めた。
米中ビジネス評議会(USCBC)によると、米国は中国への依存を年々強めている。対中貿易赤字は2001年の830億ドルから、昨年は2730億ドルと3倍以上に拡大。中国は米国にとって史上最大の赤字相手国となった。
中国はこうして手にした豊富な資金をインフラ事業に投入している。中国メディアによると、現在国内175カ所にある空港が、13年には230カ所まで増える見通し。340億ドルの予算をつぎ込んだ北京・上海間の高速鉄道は、6月30日に開通した。青島には1日、150億ドル以上をかけた世界最長の海上大橋が開通したばかりだ。
さらに米カリフォルニア州サンフランシスコ、オークランド間で13年に完成予定の新たな橋は、中国で製造され、現地まで運ばれている。間もなく最後の区間が上海から出荷される予定だ。
将来は花火や星条旗だけでなく、米国内の橋やビルまで中国製となる日がやって来るのかもしれない。
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